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仲野 友英; 朝倉 伸幸; 久保 博孝; JT-60チーム
Journal of Nuclear Materials, 438, p.S291 - S296, 2013/07
被引用回数:20 パーセンタイル:82.43(Materials Science, Multidisciplinary)JT-60Uのダイバータプラズマにネオン、アルゴン及びそれらの同時入射を試み、ダイバータプラズマの放射パワーの増大にはアルゴンよりもネオンが効果的であるという結果が既に得られている。本研究では低温ダイバータプラズマ中のネオンイオンの放射過程を分光学的に調べた。非接触ダイバータプラズマの形成中にはNe VIIの発光強度が一時的に非常に高くなり、このとき、Ne VIIのスペクトル線強度比から見積もった電子温度は100eVで、これと衝突放射モデルから見積もったNe VIIの総放射パワーはボロメータによる全放射パワーの計測値に対して5%であった。また、C IV(広いパラメータ領域で放射パワーが大きいことが明らかにされている)の発光強度は全ダイバータ領域で低く、C IVも放射パワーに大きく寄与しているとは考えにくい。よって、他の価数のネオンイオン及び炭素イオンが放射パワーの増大に寄与している可能性が高い。
福本 正勝; 仲野 友英; 伊丹 潔; 上田 良夫*; 田辺 哲朗*
no journal, ,
JT-60Uのプラズマ放電中に外側ダイバータの一か所から炭素13メタン(CH)のガスパフを行った。そして、対向する内側ダイバータの表面に形成された堆積層中の炭素13の深さ分布を測定し、対向する内側ダイバータへの炭素の輸送機構を調べた。対向する内側ダイバータの表面には炭素13の堆積が確認された。CHをガスパフすると、対向する内側ダイバータ前面でのH/(H+D)が増加した。これは、外側ダイバータでCHが解離・イオン化し、水素原子イオン(H)の形で対向する内側ダイバータに輸送されたのではなく、一部のCHが中性分子のまま対向する内側ダイバータに輸送され、これが解離・イオン化したと考えられる。したがって、ガスパフしたCHの一部は中性分子の形で対向する内側ダイバータに輸送された可能性がある。